[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 11[5,5,1] > 11 #2 (3D6) > 14[4,6,4] > 14 #3 (3D6) > 12[3,5,4] > 12 #4 (3D6) > 15[6,5,4] > 15 #5 (3D6) > 10[3,3,4] > 10

[メイン] ワカッタ : x5 3d6 #1 (3D6) > 6[1,2,3] > 6 #2 (3D6) > 7[5,1,1] > 7 #3 (3D6) > 14[6,6,2] > 14 #4 (3D6) > 12[5,3,4] > 12 #5 (3D6) > 11[2,6,3] > 11

[メイン] 仮おき : x5 3d6 #1 (3D6) > 10[5,2,3] > 10 #2 (3D6) > 8[2,3,3] > 8 #3 (3D6) > 17[6,5,6] > 17 #4 (3D6) > 13[5,6,2] > 13 #5 (3D6) > 8[3,2,3] > 8

[メイン] 新子憧 :  

[メイン] 新子憧 :  

[メイン] 新子憧 :  

[メイン] 新子憧 : それは、ある長閑な昼頃の出来事であった。

[メイン] 新子憧 : 特にこれといって深い関係があったというわけでもない
他人行儀というわけでもない
偶然暇をしていた、珍しい組み合わせの私達3人────憧、カンナ、ロックの下へ

[メイン] 新子憧 : 『兎津木 笑』という、共通の知り合いから、依頼を頼まれた。

[メイン] 新子憧 : 娘がいなくなった為、探して欲しいと言うものだ。

[メイン] 新子憧 : まぁ、ほら。
別に私達が探さなくちゃいけない義理は別にないけれども。

[メイン] 新子憧 : それを断るってのも、ねぇ?

[メイン] 新子憧 : 一先ず、私とカンナとで、エミの娘────香を探すことにしてみた。

[メイン] 新子憧 : ロックはまだ仕事があるみたい、大人って大変ね。

[メイン] 新子憧 :  

[メイン] 新子憧 : 「ほーらカンナ、あんまり遠くへ行っちゃダメよ」

[メイン] 新子憧 : 街中を歩く私とカンナ。

[メイン] 新子憧 : 「エミさんの娘さんが迷子なのに、あなたまで迷子になったらしょうがないじゃない?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「わかってる」
すたたた、と走らせた足を急ブレーキ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……むうう~~~」
不服そうな顔。

[メイン] 新子憧 : その表情を見て、肩を竦め。

[メイン] 新子憧 : 「はいはい、子ども扱いはしないわよ」

[メイン] 新子憧 : しょうがないわね、と言った表情で。

[メイン] カンナ・カムイ : その様子に、ふんふんと自慢げに。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…それに、兎津木がいないのは事件、危ない
すぐさがしたいもん」

[メイン] 新子憧 : 子どもの世話は、私は不得意というわけじゃない。
地元の麻雀倶楽部で色んな子達のお世話をしてきたから、それなりに慣れている。

[メイン] カンナ・カムイ : カンナの友だちである兎津木、遊ぼうと思っていたのに行方が見当たらない。
学校にも来てないみたいだし、心配。

[メイン] 新子憧 : 「ん、そうね、早めに見つけないとね」

[メイン] 新子憧 : こういうのは、本来なら警察が動くものだけれども、多分とっくのとうに連絡はしてあるはずよね。

[メイン] カンナ・カムイ : 「だから頑張る!」
ふんす、と鼻息を荒くしながら道端を歩いていく

[メイン] 新子憧 : エミさんとしても、探す足はいくつあってもいいっていう、そういう判断で私達にお願いしたのでしょうね。

[メイン] 新子憧 : 「そーね、頑張りましょ」

[メイン] カンナ・カムイ : そのままきょろきょろと見回した後。

[メイン] 新子憧 : それで……私としてはまず、香ちゃんが行方不明になる前の行動に着目した。

[メイン] 新子憧 : 「そろそろ学校ね?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「うん、そろそろ……」
途中にあるお菓子屋に目を奪われそうになっている。

[メイン] 新子憧 : >その日は学校から帰ってこず、心配になって外に探しに行ったがどこにもいない。
>下校を共にしている友達にも聞いてみたが、途中まで一緒でいつもの分かれ道で分かれたらしい。
>友達と分かれた道から家までは子供でも10分もかからない距離である。
>近くでは壊れた防犯ブザーが見つかっている。

[メイン] 新子憧 : 「……ん~~、しょうがないわねぇ……」

[メイン] 新子憧 : カンナの様子を見て。

[メイン] 新子憧 : 財布を取り出し。

[メイン] ロック : 「いやー、ごめんごめん! 遅れた……!」

[メイン] ロック : 駆け足でやってくるのは、冴えないサラリーマン風の男、ロック。

[メイン] 新子憧 : 「500円までよ? ……って、あら、ロックじゃない!遅いわよ~?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「…おお……!……は、その声は」

[メイン] ロック : ハンカチで額の汗を拭いながら、苦笑いをする。

[メイン] 新子憧 : 手を小さく振り、にこにこと笑う。

[メイン] カンナ・カムイ : 新子の様子に目を輝かせながらも、ロックの方に振り替える。

[メイン] ロック : 「ごめんね、仕事で色々あってさ」

[メイン] 新子憧 : 「それじゃあ、ロックが奢りね!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「おごり!」

[メイン] 新子憧 : 「遅刻の罰ってところかしら?」

[メイン] ロック : 「ええ!? ま、まぁいいけどさ……!」

[メイン] 新子憧 : くすくす笑いながら。

[メイン] ロック : 「御菓子かな? 新子さんもカンナちゃんも好きなの選んでいいよ」

[メイン] カンナ・カムイ : 「ありがと~~!!」
と、店にあるお菓子をカートに入れ始めている。

[メイン] 新子憧 : 「え、私はいらないわよ、子どもじゃあるまいし……」

[メイン] 新子憧 : 子ども扱いしないでよね?と言った目線をロックへ送り。

[メイン] 新子憧 : ……そういえば、ここは香ちゃんの通学路だったわね。

[メイン] カンナ・カムイ : うまい棒、キャンディー、ガムとか色々。
買い込んで…………あ。

[メイン] 新子憧 : 「……?カンナちゃん、どうしたの?」

[メイン] カンナ・カムイ : しまった…!兎津木のことがめいんだったのに…!

[メイン] カンナ・カムイ : ほっぺに手を当てて、ガーンとした顔。

[メイン] 新子憧 : ……あーー、うん、ちゃんと本題を思い出した顔ね。

[メイン] カンナ・カムイ : 「兎津木、知ってそうなお店の人に聞いてみる!」

[メイン] ロック : 「あ、いや……お店の人にきいても……まぁいいか」

[メイン] ロック : 頭を掻く。

[メイン] カンナ・カムイ : すたた、とカートと共に店員の所に走っていき。

[メイン] 新子憧 : 「あ、ちょっと!……全く、しょうがないわね」
カンナの後に続き。

[メイン] カンナ・カムイ : 「店員さん、兎津木香って人知ってますか」

[メイン] ロック : 「子供だから聞けることもあるかもしれないしね」
様子を伺う。

[メイン] 新子憧 : 「……あーー…」
ロックに納得し。

[メイン] カンナ・カムイ : 貰っていた兎津木の写真を見せる。

[メイン] 店員 : 「いらっしゃいませ!」
「兎津木香?知らない名前ね」
カンナの写真を見ながら

[メイン] カンナ・カムイ : 「むう」

[メイン] 店員 : 「その子がどうかしたの?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「いなくなった、学校にも来てないの」

[メイン] カンナ・カムイ : 「危ないことに巻き込まれてないか心配」

[メイン] 新子憧 : 「ええ、確か昨日の夕方から……ね」

[メイン] 店員 : 「いなくなった…」
少し考え込むような顔をする

[メイン] ロック : 何か知っていてくれると嬉しいが……警察も聞き込み調査はしているはずだ。だが、子供の質問なら、思わぬ答えがあるかもしれない。

[メイン] 店員 : 「私の思い違いならいいんだけど、もしかしたら、神隠しかもしれないわね」

[メイン] カンナ・カムイ : カンナアイは見逃さない。
む、何か知ってそう。はなせ~~~はなせ~~~

[メイン] ロック : 期待してみるか……と、内心で思いながら、缶コーヒーを見る。

[メイン] 新子憧 : …………はい?

[メイン] カンナ・カムイ : 「神隠し?」
首をキョトンと、かしげて。

[メイン] ロック : ……神隠しと来たか、警察には話しづらい内容だし、何か情報を得られるかもな。

[メイン] 新子憧 : 突如飛び出たオカルト用語に、眉がへし曲がる。

[メイン] 新子憧 : そんなもの、あるわけないじゃない……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「えーーっと、本で読んだ」
「人がいつの間にかいなくなるってやつ」

[メイン] カンナ・カムイ : 「それなら、ありえるかも…!!」

[メイン] 新子憧 : ………ただ、でも、そうね……神隠しを装った誘拐事件の線は、無くはない……わね。
模倣犯……って言えばいいのかしらね。

[メイン] カンナ・カムイ : こわごわとした表情に。
子どもという事や、自分の存在の事もあり。
その事件が起こってしまうのではないか、と信じている。

[メイン] 新子憧 : 「………店員さん、その神隠しについて、もうちょっと詳しく聞いてもいいかしら?」

[メイン] 店員 : 「えっとね。この町では約5年おきに子どもが2,3人失踪する事件が起きているの」

[メイン] カンナ・カムイ : 店員の方へと目をやる。

[メイン] カンナ・カムイ : 「こわい」

[メイン] 店員 : 「でも中には誘拐や事故と言った事件もあるから、神隠しはあくまでも噂」

[メイン] カンナ・カムイ : 手をほっぺたに当てる。
…私も巻き込まれそう。

[メイン] 新子憧 : 「……」
ま、そうでしょうね、周期性があるのも、ただの偶然の一致ってことも、無くは無いわ。

[メイン] 店員 : 「そうやって昔から噂されてるんだけど、『神隠し』とは誰も言わなくて、暗黙の了解みたいになってるの」

[メイン] 新子憧 : ただ……その噂を実現するために動く、狂った犯人がいないっていうのも、断定はできない。

[メイン] カンナ・カムイ : 「む~~、なるほど」

[メイン] ロック : 「……」
神隠しは古くから、口減らしの言い訳によく使われた過去がある。その因習の名残が残っている可能性はある。

[メイン] カンナ・カムイ : 「帰ってきたことはあるの?」

[メイン] ロック : ……気分のいい話じゃあないけどね。

[メイン] カンナ・カムイ : じっと、店員の目を見つめる。

[メイン] 店員 : 「そうね…。確か10年前に神隠しにあった少年が帰ってきたってニュースを聞いた覚えがあるわ」

[メイン] 新子憧 : 「あら………」

[メイン] 新子憧 : 10年も……?

[メイン] カンナ・カムイ : 「………むう」

[メイン] カンナ・カムイ : 「10年も待てない」

[メイン] カンナ・カムイ : もしかみかくし、に巻き込まれたなら……兎津木が、長い間会えなくなっちゃう。
遊べる友だちがいないのは、やだ。

[メイン] 新子憧 : 「ん、そうね、そんなに待てないわよね」

[メイン] 新子憧 : ………こういうのは、そうねぇ……。

[メイン] 新子憧 : もっと詳しく調べましょうかしら。

[メイン] ロック : 思ったより有力な情報が得られた、カンナに話を聞かせるのは……相手の緊張を解きやすくていいかもしれない。

[メイン] 新子憧 : 「店員さん、そのニュースについて、詳しく聞かせてくれるかしら?」

[メイン] 新子憧 : 知らなければ、今度はネットでも何でも使えばいいものね。

[メイン] 店員 : 「ごめんなさい。私もあまり覚えていなくて」
「新聞沙汰になってたから図書館に行けば当時の新聞や、事件を扱った雑誌があると思うわ」

[メイン] 新子憧 : ……図書館、ね。

[メイン] ロック : 「場所はもう調べたよ」

[メイン] カンナ・カムイ : 「なるほど…」

[メイン] カンナ・カムイ : ふんふん、と話を聞いて。

[メイン] カンナ・カムイ : 「え、ロックすごい」
おお~~、と羨望の目を向けている。

[メイン] 新子憧 : 「いえいえ、情報提供ありがとうございました~……って、もう調べたの!?早いわねロック……」

[メイン] ロック : 「ははは、遅れた分くらいはね。それじゃあ、店員さん、ありがとうございました。あと、これお会計おねがいします」

[メイン] ロック : そういって、人数分のコーヒーや軽食を買う。

[メイン] 新子憧 : あ、やりぃ~!おやつ代浮いちゃったわ、ラッキ~♪

[メイン] カンナ・カムイ : 「わ~い!ありがと!」

[メイン] ロック : 「あとはそこの煙草と、これも」

[メイン] カンナ・カムイ : 袋を受け取り、嬉しそうにくるくる踊っている。

[メイン] ロック : ライターとペンライトも買って、頭を下げた。

[メイン] 店員 : 「ありがとうございました!」

[メイン] 新子憧 : 「………私達未成年なんだから、タバコは私達がいないところでしてよね~?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「たばこ………体に悪いよ!」

[メイン] カンナ・カムイ : じっとロックの方を見つめながら。

[メイン] ロック : 「ははは、気を付けるよ」

[メイン] 新子憧 : そう言いながら、2人と共に店を出る。

[メイン] ロック : 「……さて、じゃあ図書館にいってみようか。普通の捜査は警察がやってくれてるはずだ」

[メイン] ロック : 「俺達は一風変わったところから攻めていこうか」

[メイン] カンナ・カムイ : 「神隠しにあってたら、警察の人も調べられないもん」

[メイン] 新子憧 : 「ん……そうね、『神隠し』の模倣を狙った誘拐事件の線は高いかもしれないから、その噂について調べるのは手、よね」

[メイン] ロック : 「ははは、そうだね……でも、今一番気を付けなきゃいけないのは」

[メイン] ロック : 「……昔からあるってことは、何か特有の災害がそれと気づかれず野放しの可能性もある」

[メイン] 新子憧 : 「………」

[メイン] カンナ・カムイ : む~、とロックの話を聞いている。

[メイン] 新子憧 : 少し眉を顰めながら。

[メイン] ロック : 山では硫黄性の毒ガスなどが原因で人が死ぬこともある。

[メイン] 新子憧 : 「………その線は……ええ、無くはない、わね」

[メイン] 新子憧 : ……エミさんの娘さんがそれに巻き込まれていたら、大変ね……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………災害…危ない」

[メイン] ロック : 何年も気付かれていない深い縦穴などもだ、クレバスのように地下まで伸びた穴などに落ちている可能性も。

[メイン] 新子憧 : 「……ちょっとだけ、急ぎましょうかしら」

[メイン] 新子憧 : 別に私達が捜索する義務なんて、微塵もありはしない。

[メイン] ロック : 「ああ、どっちにしろ、急がないとね」

[メイン] カンナ・カムイ : 竜をも被害を食らう災害はある。
それは何度も体験してきた。

[メイン] 新子憧 : ただ、もしエミさんの娘さんがそういったものに巻き込まれていたのだとしたら。

[メイン] 新子憧 : そのまま、帰ってこない人となってしまったら。

[メイン] 新子憧 : あまりにも、目覚めが悪い。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] カンナ・カムイ : 「うん、早くしないと、兎津木が怪我しちゃう」

[メイン] ロック : 新子の肩を軽く叩いて。

[メイン] カンナ・カムイ : 友だちが怪我してるのも、いなくなるのもまた、やだ。

[メイン] ロック : 「帰ってきた人もいるんだ……きっと、大丈夫だよ」

[メイン] 新子憧 : 「ひゃっ……!?」

[メイン] ロック : 「ははは、ごめん、驚かせちゃったかな」

[メイン] 新子憧 : 「………」
その言葉を聞き、ゆっくりと頷き。

[メイン] 新子憧 : 「……ん、ありがと」

[メイン] カンナ・カムイ : 「みんなで調べたらきっと見つかる!!」

[メイン] 新子憧 : 「あとJKお触りはタダじゃないわよ、諭吉1枚ね」

[メイン] カンナ・カムイ : キラキラとした目を、新子を見つめつつ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ゆきち」

[メイン] 新子憧 : キラキラとこちらを見つめるカンナを微笑ましく思いつつ。

[メイン] 新子憧 : 「んふふ、冗談よ冗談、ほら、行きましょ」

[メイン] 新子憧 : ……ええ、帰って来た人は、確実にいるのだから。
まだ全然諦める段階じゃない、そうよね?

[メイン] 新子憧 : そうして私達は、図書館へ向かった────。

[メイン] 新子憧 :  

[メイン] 新子憧 : 当時の新聞を探して読みたいわ!

[メイン] GM : 【図書館】
ここ最近で起きている事件について図書館やスマートフォンの検索機能にて調べる事ができる。

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 デジタル派雀風(探索技能/麻雀技能) (1D100<=95) > 89 > 成功

[メイン] GM : 『女児殺人事件について』の新聞記事を見つける

[メイン] 新子憧 : 内容プリーズ

[メイン] カンナ・カムイ : こわい

[メイン] GM : 用水路にて女児の遺体が発見された。と言う記事である。
今朝未明、行方不明だった陸本 優(おかもと ゆう)ちゃん9歳が用水路にて遺体で発見された。優ちゃんは数日前に学校から帰って来ず、防犯ブザーのみを道に残し行方がわからなくなっており、見付かった時には既に死後1日は経っていたそうです。
体には鬱血など、複数の暴行された痕があり、警察は行方不明事件から殺人死体遺棄事件として捜査を進めているとの事です。

[メイン] 新子憧 : その記事を見つけ、広めのテーブルへ広げ。

[メイン] 新子憧 : 「……防犯ブザーを残して、行方不明」

[メイン] カンナ・カムイ : ちょこん、と椅子に座り。その記事を見つめる。

[メイン] 新子憧 : 香ちゃんの、現在の状況と一致。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………う」

[メイン] 新子憧 : 「……あ、えっと、ほら、カンナ」

[メイン] 新子憧 : 「向こうに可愛い絵本があったじゃない?」

[メイン] 新子憧 : 「読んできてもいいわよ」

[メイン] 新子憧 : ね?と、カンナに笑みを見せつつ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……うう」
少し、目線を絵本に向けるが。

[メイン] 新子憧 : これは、カンナちゃんが読むべきものじゃない。

[メイン] カンナ・カムイ : ふるふる。
首を振って。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……ううん、大丈夫」

[メイン] 新子憧 : 「………」

[メイン] 新子憧 : 「……そう、よね、友達がいなくなっちゃったのだから、自分だけ遊ぶっていうのも……ええ、おかしな話よね。」

[メイン] 新子憧 : 「ごめんねカンナちゃん」

[メイン] カンナ・カムイ : …こわいし、何より他人事に出来ないけど。
でも、兎津木の事がわかんないから、調べないといけない。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ううん、いいの…ありがと、新子」

[メイン] 新子憧 : この子は……ちゃんと、この事件に向き合おうとしている。
子どもにとっては酷なものになる予感がしてならないが……。見せてはならない気がしてならないが……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…でも、私も兎津木のために頑張りたいから」

[メイン] カンナ・カムイ : そう言って、また紙面へと目を移す。

[メイン] ロック : 「……やってるか」

[メイン] 新子憧 : ……この子が、望んでいるのなら、それを汲み取ってあげるのも、私達年上の役目よね。

[メイン] 新子憧 : 「……あ、ロック」

[メイン] カンナ・カムイ : 声がした方に目を向ける。
あ、ロックだ。

[メイン] ロック : ccb<=80 洞察 (1D100<=80) > 94 > 失敗

[メイン] ロック : 「あ、まずい!」

[メイン] ロック : 「充電きれてる……!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「ぬおっ」

[メイン] 新子憧 : 「あ、ちょっとロック!しーっ」

[メイン] 新子憧 : 「ここ、図書館」

[メイン] ロック : 「あ、そ、そうだった……す、すいません」

[メイン] カンナ・カムイ : びくん、と体が跳ねて。

[メイン] ロック : 周囲に頭を下げる。

[メイン] 新子憧 : そしてスマホの方へ目を向け。

[メイン] 新子憧 : ……そうね、ネット媒体の情報も必要、よね。

[メイン] 新子憧 : 「……ロック、ちょっとカンナちゃんのお世話、いいかしら?」

[メイン] 新子憧 : 「あと、その記事も読んでくれるとありがたいわ」

[メイン] 新子憧 : ロックの方へ近づき、耳元へ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「私なら充電できる~!!」

[メイン] ロック : 「あ、ああ……わかった、カンナちゃん、こっちきて」

[メイン] カンナ・カムイ : 椅子から立ち上がり、すたたとロックの方へと。

[メイン] 新子憧 : 「………私としては、あんまりカンナちゃんに、この記事、読んでほしくはないのよ」
小声で。

[メイン] 新子憧 : そうして、2人とは少し離れた場所で。

[メイン] 新子憧 : スマホを取り出し。

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 デジタル派雀風(探索技能/麻雀技能) (1D100<=95) > 58 > 成功

[メイン] GM : SNSでは3つの情報を得られる
『誘拐事件について』
『鈴鳴村の噂について』
『鈴鳴村の土着神話について』

[メイン] ロック : カンナにそのへんの本棚からとった絵本を与えながら、新子と一緒に読む。

[メイン] 新子憧 : 3つの内容OCLO

[メイン] GM : 『誘拐事件について』
つい最近隣町で誘拐事件があったとされる。
誘拐現場とされている場所には引きちぎられた防犯ブザーが落ちていたとの事。

[メイン] ロック : 「……物騒な内容だね」

[メイン] GM : 『鈴鳴村の噂について』
「失踪事件の多い某町の話って知ってる?」
「知ってる、なんでも昔は『鈴鳴村』って呼ばれていたらしいね」
「『鈴鳴村』?町とかって由来があってつくけど、どんな由来があるの?」
「やっぱり鈴が鳴るからじゃない?」

[メイン] GM : 『鈴鳴村の土着神話について』
この村では特に土着神話のようなものはない。
しかし、目玉と肉の集合体のような妖怪はいる(らしい)。とされている。

[メイン] 新子憧 : 「……ん、そうね……これ、見て、この誘拐事件、"壊れた防犯ブザー"が共通項みたいなの」

[メイン] カンナ・カムイ : CCB=90 かみなり

[メイン] カンナ・カムイ : 🌈

[メイン] 新子憧 : 🌈

[メイン] GM : 🌈

[メイン] ロック : 🌈

[メイン] カンナ・カムイ : CCB<=90 かみなり (1D100<=90) > 63 > 成功

[メイン] カンナ・カムイ : ロックのスマホに尻尾を指して充電しながら、本を読んではいるが。

[メイン] カンナ・カムイ : ちらちらと二人の方に視線は向けている。

[メイン] 新子憧 : 「……あとこの町……昔は『鈴鳴村』って呼ばれていたみたいね……防犯ブザーと、"鈴鳴"……関係が全くない……とは、ちょっと断定できないわね」

[メイン] ロック : 「……鈴、か」

[メイン] ロック : 顎に手を当てながら。

[メイン] ロック : 「……身代金の要求もない誘拐ってのは普通ありえない、これは……」

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : あまり口に出したくはない、女児ばかりを狙って暴行の末に死体遺棄。

[メイン] 新子憧 : 「……………」

[メイン] 新子憧 : その意図は、分かる。

[メイン] ロック : 『何が目的か』なんて、だいたい絞られる。

[メイン] 新子憧 : 憧は、世間知らずではない。
女児を狙う事件。その真意など……悪辣なものでしかない、ということなど……。

[メイン] ロック : 「……現場にいこう。もしこれが神隠しを利用した醜悪な事件だとするなら、『次』を物色してる筈だ」

[メイン] ロック : 「神隠しになぞらえた場所を探せば、手掛かりがつかめるかもしれない」

[メイン] 新子憧 : 「…………」
頷く。

[メイン] 新子憧 : 「……そうなると」

[メイン] 新子憧 : 「防犯ブザー、買っておこうかしらね?」

[メイン] ロック : 「ああ、それと……カンナちゃんは置いていこう」

[メイン] ロック : 「危険だ」

[メイン] 新子憧 : 「………ええ、賛成よ」

[メイン] 新子憧 : ……ただ、カンナちゃんが、聞いてくれるかどうか。

[メイン] 新子憧 : ………カンナちゃんは、香ちゃんがいなくなってしまったことを、もう知ってしまった。
そして、あの新聞記事も読んでしまった。

[メイン] 新子憧 : ……あの子の性格からして………。

[メイン] カンナ・カムイ : いつの間にか、絵本を置いて。

[メイン] ロック : 「本当は新子さんもつれていきたくないんだけどね」

[メイン] ロック : 申し訳なさそうに笑う。

[メイン] 新子憧 : ふふ、と笑い。

[メイン] ロック : 「……俺は最悪殺されるだけで済むだろうけど、君達は……」

[メイン] カンナ・カムイ : 二人の後ろで、話を聞いている。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] 新子憧 : 「……なーに言ってるのよ、ロックだけ向かわせるだなんて、私がそんな薄情者だと……って、わぁ!?」

[メイン] 新子憧 : 「カ、カンナちゃん……」

[メイン] 新子憧 : 後ろを向き。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……むう」
そして、置いてけぼりという言葉を聞いてまた頬を膨れさせて。

[メイン] ロック : 「か、カンナちゃん……あ、スマホありがとね……」

[メイン] カンナ・カムイ : 「やーだー!」

[メイン] 新子憧 : 「あ、あーーー……あははは、その、カンナちゃん」

[メイン] 新子憧 : 「……っ…!」

[メイン] ロック : 「な、なにが嫌なのかな……?」

[メイン] 新子憧 : 表情が、ピクりと強張る。

[メイン] カンナ・カムイ : 「置いてかれるの!」

[メイン] カンナ・カムイ : じっと、二人の目を見る。

[メイン] 新子憧 : 「……………」

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] カンナ・カムイ : 知った、なら止まらない、友だちが今も苦しいかもしれないのに。

[メイン] ロック : 「……今日は帰ろうか」

[メイン] 新子憧 : 「………え、ええ、そう、ね」

[メイン] ロック : 言葉は濁して、図書館を後にする。

[メイン] カンナ・カムイ : 「むうう~……」

[メイン] 新子憧 : カンナちゃんに、真実を伝えるか、それともお茶を濁すか考えていたところにロックの提案。

[メイン] ロック : 「もう日もくれてきたからね、駅まで送るよ」

[メイン] 新子憧 : 「ん、ありがと」

[メイン] カンナ・カムイ : ふくれっ面のまま、それに賛同して。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……うん」

[メイン] 新子憧 : ……あーーー、あー。そういう、へぇ。

[メイン] 新子憧 : ……私のことも、へぇ……。

[メイン] 新子憧 : 「……それじゃあ、駅までよろしくね~」

[メイン] 新子憧 : にこにこ笑いながら。

[メイン] 新子憧 : ………ふんだ。

[メイン] 新子憧 : 私は逃げないわよ。

[メイン] カンナ・カムイ : ただ、カンナのいたずら心はそれに収まらない。
じゃあお別れねと言われてすんなり頷くほど、素直でもない。

[メイン] カンナ・カムイ : 「わかった」

[メイン] カンナ・カムイ : ………ついてく!!こっそり!!

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : そのへんのホームセンターで購入した鈴と防犯ブザー……そして。

[メイン] ロック : 「……こんなもんが何かの役に立つとも思えないけど」

[メイン] ロック : 一応準備したバールをリュックにつめて、現場に一人向かう。

[メイン] GM : 【事件現場】
周囲は田畑だらけの田舎の道だ。

[メイン] ロック : 「さて、調査の基本は足。やりますか」

[メイン] ロック : 「……流石に、児女暴行事件に女の子たちはつれていけないからな」

[メイン] ロック : CCB<=80 洞察 (1D100<=80) > 62 > 成功

[メイン] GM : ロックは小さな白い石のようなものを見付ける事ができる。

[メイン] ロック : 「……これは?」

[メイン] ロック : ペンライトをあてて観察してみる。

[メイン] GM : アイデアを振れます

[メイン] ロック : CCB<=40 (1D100<=40) > 57 > 失敗

[メイン]   : ロックが白い石を発見したその時。

[メイン] ロック : 「うーん……まいったなぁ、なんだろうこれ」

[メイン]   : 「わっ!!!」

[メイン] ロック : などとブツブツいっていたが。

[メイン] ロック : 「うわぁあ!?」

[メイン]   : ロックの後ろから、少女の声。

[メイン] 新子憧 : 「えへへへ~」

[メイン] カンナ・カムイ : 「ふぎゃああ!」

[メイン] ロック : 驚いて、前のめりにのけ反り、両手を地面につきながら。

[メイン] カンナ・カムイ : その後ろからも、また声。

[メイン] ロック : 「え!? あ、や、やぁ……2人とも……」

[メイン] ロック : 「か、帰ったんじゃ……?」

[メイン] 新子憧 : 「一本取ったり~……って、あれぇ!?!?」

[メイン] 新子憧 : 「カンナちゃん!?!!?」

[メイン] カンナ・カムイ : がさごそと草むらから飛び出して、倒れこむ。

[メイン] 新子憧 : カンナの存在に関しては気が付いてなかった憧

[メイン] ロック : 「二人とも……ついてきちゃったかぁ」

[メイン] ロック : 立ち上がり、咳払いをしてから。

[メイン] 新子憧 : ……ま、そーよね。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ロックがどっか行こうとしてたから、新子の後を付けてきた」

[メイン] ロック : 「……そっか」

[メイン] 新子憧 : ロックの方へ、改めて向き。

[メイン] カンナ・カムイ : ぽんぽん、と草をはたきながら立ち上がり。

[メイン] ロック : 「二人とも、今回の事件はシャレにならない。あまり良い表現じゃないことは承知で言うけど」

[メイン] カンナ・カムイ : ロックに視線を向けて。

[メイン] ロック : 「……女の子にはより悲惨な結末がある事件だよ。男よりもね」

[メイン] 新子憧 : 「………ええ、分かってるわ……。でも、言っておくけど私……香ちゃんも、ロックも見捨てる気は無いわよ」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……調べた、そうみたい」

[メイン] 新子憧 : ……少女暴行事件に悲痛さは、私だって、分かる。
もしその対象が私だったら……。

[メイン] ロック : 「俺は知っての通り腕っぷしがあるわけでもない。でも、一人なら逃げ隠れはそれなりに出来るつもりだ」

[メイン] 新子憧 : ………正直怖い、ええ、怖いわよ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「でも、やだ」
「ロックも新子も兎津木も、大切だもん」

[メイン] 新子憧 : 「………じゃあロック」

[メイン] カンナ・カムイ : そう、立ってじっと見つめる。
じーーーーーっと。

[メイン] ロック : 「……だけど、暴漢から二人と守るとなると……いや、その、ありがいんだけどね、カンナちゃん」

[メイン] ロック : 「……なんだい? 新子さん」

[メイン] カンナ・カムイ : 「むうう~~~!!」

[メイン] 新子憧 : 自分自身の頭に指を、トントンと指を差し。

[メイン] 新子憧 : 「自慢じゃないけれども私、ここには自信があるの」

[メイン] 新子憧 : そうして、ロックが見つけた白い石を拾い。

[メイン] 新子憧 : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 94 > 失敗

[メイン] 新子憧 : あ、ひどい

[メイン] カンナ・カムイ : 悲しいだろ

[メイン] 新子憧 : ……カンナちゃん助けて~

[メイン] ロック : 幼女の洞察だ

[メイン] 新子憧 : 「……自信が……んん……??」

[メイン] カンナ・カムイ : 新子が手に持った石を、覗き込む。

[メイン] 新子憧 : 「何かしらこれ……」

[メイン] カンナ・カムイ : CCB<=55 アイデア (1D100<=55) > 44 > 成功

[メイン] カンナ・カムイ : きたか

[メイン] 新子憧 : よくやったわ!

[メイン] GM : カンナはそれが乳歯という事に気が付ける。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………ん、これは…」

[メイン] カンナ・カムイ : あー、と口を開けて。
そのうちの一つ、白い物に指をさす。

[メイン] カンナ・カムイ : 「は」

[メイン] 新子憧 : 「…………………」
カンナを見て。

[メイン] 新子憧 : 「………と、というわけなのよ、ロック」

[メイン] 新子憧 : 「3人いれば文殊の知恵、って言うじゃない?」

[メイン] 新子憧 : 少し汗を垂らしながら。

[メイン] カンナ・カムイ : 「私だって役に立てる」
ふんす、と鼻息を荒くして。

[メイン] カンナ・カムイ : 「新子も普段は頭いいもん」

[メイン] 新子憧 : ……私よりも小っちゃい子にフォローされた……!!

[メイン] カンナ・カムイ : 「新子だって、知ってること多いもん」

[メイン] 新子憧 : こ、こうなったら、私だって、意地でも……!役に立つって証明、してやるんだから……!

[メイン] 新子憧 : 乳歯を見て。

[メイン] 新子憧 : <医学>代行

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 偏差値70(知識技能/交渉技能) (1D100<=95) > 61 > 成功

[メイン] GM : 憧はその乳歯が下犬歯のもの、そして生え変わる時期が8~9才頃である事がわかる。

[メイン] 新子憧 : ……頭の中にある医学書の情報を整理し。

[メイン] 新子憧 : ニヤりと笑い。

[メイン] 新子憧 : 「……この乳歯、ええ、そうね……大体、8~9歳児のものってところかしら?」

[メイン] ロック : 「……そ、そこまでわかるのかい?」

[メイン] 新子憧 : 少しドヤ顔で、ロックの方を見て。

[メイン] ロック : 思わず、息を飲む、ロックには何も分からなかった。

[メイン] カンナ・カムイ : 「さすが新子」
ぱちぱちと、手を叩きながら

[メイン] カンナ・カムイ : 「ほら、私たちだって役に立つもん」

[メイン] 新子憧 : 「……ええ」
カンナに頷き。

[メイン] 新子憧 : 「足手纏いになるつもりは毛頭無いわ」

[メイン] 新子憧 : 「だからロック、お願い」

[メイン] 新子憧 : 頭を下げ。

[メイン] 新子憧 : 「私を……ううん」

[メイン] 新子憧 : ……カンナちゃんも、そうだ。

[メイン] 新子憧 : 「……私達を、連れていって」

[メイン] カンナ・カムイ : 合わせてぺこり、と頭を下げて

[メイン] カンナ・カムイ : 「ごめんなさい、でも私もやりたいの」

[メイン] 新子憧 : ………ここで逃げ帰って。
あとから、香ちゃんも、ロックも……いない人になったら。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] 新子憧 : 私は、私が許せなくなる。
きっと、一生後悔する。

[メイン] ロック : 一度、苦笑してから。

[メイン] ロック : 「断ってもついてくるだろうしね……わかったよ」

[メイン] ロック : 「みんなで頑張ろう、でも、無理は禁物だよ」

[メイン] 新子憧 : 顔を上げ、満面の笑み。

[メイン] 新子憧 : 「ありがと、ロック」

[メイン] カンナ・カムイ : 「わぁ……!!」

[メイン] 新子憧 : ……ロックだって、無理をしている。
分かっている、私達を巻き込みたくないっていう、大人としての責任。

[メイン] 新子憧 : だから。

[メイン] カンナ・カムイ : 目を輝かせ。
「ありがとうー!」

[メイン] 新子憧 : 「じゃあ、先頭はロック、お願いね♪」

[メイン] 新子憧 : 手を合わせ、ウインク。

[メイン] カンナ・カムイ : 遊べなくなる友だちが居なくるのはいやだ。

[メイン] 新子憧 : 一応、大人としての責任は押し付けてみる。
性格の悪い女、新子憧。

[メイン] ロック : 「……俺より新子さんのほうが体力あるだろぉ?」
とはいえ、断る気はない。

[メイン] ロック : 「……しかし、乳歯か」

[メイン] カンナ・カムイ : 子どもらしい理由かもしれない。
けれど、カンナに取っては真剣なものだ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…どうしたの?」

[メイン] 新子憧 : 「……ん」
ロックの話に、頷き。

[メイン] ロック : 「いよいよ放っておけないな」
とはいえ、現状手掛かりはこれで途絶えた。

[メイン] 新子憧 : 「………そう、ね……子どもの歯がこうして落っこちてるだなんて……穏やかじゃない、わね」

[メイン] カンナ・カムイ : ……むう、それは、そうだ。

[メイン] ロック : 「……鈴でも鳴らせば何かきてくれないかね」

[メイン] ロック : そういって、ホームセンターでかった鈴を鳴らしてみる。

[メイン] カンナ・カムイ : ……怖いところがあるわけでもない。

[メイン] 新子憧 : 「なーにそれ、そんなわけ………」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……ふむふむ…!」

[メイン] 新子憧 : ロックの様子を見て。

[メイン] カンナ・カムイ : 「噂にあった!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「なら何か起きるかも!」

[メイン] ロック : 「いやぁ、試しに買ったからつかってみたくて」

[メイン] ロック : そういって、ちりんちりんと鈴を鳴らし続ける。

[メイン] 新子憧 : 鈴が鳴った後の、周囲の様子を見て。

[メイン] カンナ・カムイ : そのリズムに体を揺らしている。

[メイン] GM : 幸運を振って下さい

[メイン] 新子憧 : ccb<=75 幸運 (1D100<=75) > 45 > 成功

[メイン] カンナ・カムイ : ccb<=60 幸運 (1D100<=60) > 61 > 失敗

[メイン] ロック : えーと

[メイン] ロック : CCB<=65 おらぁ (1D100<=65) > 87 > 失敗

[メイン] ロック : だめです

[メイン] 新子憧 : 悲しいわね…

[メイン] カンナ・カムイ : 1人成功してるからせーふ

[メイン] 伊癖 透 : 「あの…すみません」

[メイン] 新子憧 : 「………!?」

[メイン] ロック : 「!?」

[メイン] 新子憧 : で、出たぁ!?化物────。

[メイン] 新子憧 : ……じゃ、ない?

[メイン] 新子憧 : 「え……貴方は……?」

[メイン] ロック : 「す、すいません、うるさかったですか? ははは」

[メイン] ロック : 鈴をしまう。

[メイン] カンナ・カムイ : 「こんにちは」

[メイン] 伊癖 透 : 「いえ。ぼく、新聞記者をやっていて、鈴の音が聞こえたからちょっと気になって」

[メイン] 伊癖 透 : 「こんにちは」

[メイン] カンナ・カムイ : 初めて会ったらまずは挨拶を、と。
ぺこり。

[メイン] 新子憧 : 「……!」
新聞記者……!

[メイン] ロック : 「なら、丁度いい、実は我々は……」

[メイン] ロック : 自己紹介をしてから、これまでの経緯を説明する。

[メイン] ロック : 「……というわけで、友人が巻き込まれているかもしれないんです」

[メイン] 新子憧 : ロックに頷き、透を見る。

[メイン] 伊癖 透 : 「…なるほど」
少し不安げな表情を浮かべながら話を聞く

[メイン] カンナ・カムイ : 「うん、何か知らない?」

[メイン] 新子憧 : 「……何でもいいんです」

[メイン] 新子憧 : 何か、手がかりが欲しい。

[メイン] ロック : 「少しでもいいんです、伊癖さん……何かご存知ではないですか?」

[メイン] 伊癖 透 : 「本当に神隠しなのなら、心当たりはあるかもしれません」

[メイン] 伊癖 透 : 「実はぼくも昔に神隠しに遭ったので…」

[メイン] ロック : 「!!」

[メイン] 新子憧 : 「え」

[メイン] カンナ・カムイ : 「………!! え」

[メイン] 新子憧 : それって────。

[メイン] ロック : 「あ、アナタがあの……10年前の事件の!?」

[メイン] カンナ・カムイ : 思わずぽかんと、口を開ける。

[メイン] 新子憧 : 目を丸くし、透を見つめる。

[メイン] ロック : 何かトラウマなどがあるだろうとおもって、聞きに行く気はなかったが……思わぬ偶然だ。

[メイン] 伊癖 透 : 「はい。10年前の生還者の少年はぼくです」

[メイン] ロック : 「仔細をお聞かせいただいても……?」

[メイン] 新子憧 : 「あなたが……」
こんな偶然……あるんだ……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…おお……!……もしかして、ここに来たのも…?」

[メイン] カンナ・カムイ : そんな事もあるんだなあ。

[メイン] 伊癖 透 : 「ぼくが今取りかかってる記事が、女児誘拐事件・死体遺棄の事件なもので」

[メイン] 新子憧 : ……『神隠し』の実行犯の顔を、覚えている人に出会えたのなら……この機会は、無下にしちゃいけない。

[メイン] 新子憧 : 「じ、じゃああの記事も、貴方が……」
思い起こす、図書館で見た雉。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…ふむふむ……」

[メイン] 伊癖 透 : 「はい。とても痛ましい事件だと思っています」

[メイン] 新子憧 : 「………あの、じゃあ、単刀直入に聞かせてもらいます。 ……ずばり、この神隠し事件の犯人は……誰だと思いますか?」

[メイン] 伊癖 透 : 「…信じてもらえないと思いますが、この事件が神隠しによるものなら、犯人は化物です」

[メイン] ロック : 「……化け物……!?」

[メイン] 新子憧 : 「……………は、はぁ……?」

[メイン] ロック : 比喩ではないだろう。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…化け物」

[メイン] カンナ・カムイ : 「…見たの?」

[メイン] 新子憧 : ちょっと、何言って……。

[メイン] カンナ・カムイ : じっと、見つめる。

[メイン] ロック : カンナが聞き辛い事をズバッときく、若干笑顔がひきつった。

[メイン] カンナ・カムイ : ……怪物なんて、そんな事言うとか。
じゃあ、そう答えられるものを見たのか気になる。

[メイン] 伊癖 透 : 「はい。そいつは大きな黒い塊で、たくさんの目と口があった事を覚えています」

[メイン] 新子憧 : 「……それは、夢、とかじゃなく……」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……妖怪…」

[メイン] 伊癖 透 : 「そして鈴が鳴るような変な鳴き方をしていた…」

[メイン] 新子憧 : ……本当に……?え、冗談よね……?流石に……。
新聞記者だから、ドッキリとか……?

[メイン] カンナ・カムイ : SNSで見た、噂されていた情報とぴったり合う。

[メイン] 新子憧 : 私は。

[メイン] 伊癖 透 : 「夢。だったらいいんですけどね」
「その時神隠しに遭ったのはぼく以外にも3人いたんです」

[メイン] 新子憧 : 自分の知識を信じる。

[メイン] 新子憧 : 心理学 80で

[メイン] カンナ・カムイ : 「……うん」

[メイン] 新子憧 : 透が本当のことを言っているのかどうか

[メイン] GM : わかりました

[メイン] GM : sccb<=80 (1D100<=80) > 59 > 成功

[メイン] GM : 彼が過去の事にそれなりの折り合いをつけて向き合っていると言う事がわかる。

[メイン] 新子憧 : 「────────。」

[メイン] 新子憧 : ……嘘を吐いている……わけじゃ、ない……。

[メイン] 新子憧 : 冷や汗が首筋を伝う。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……」
ちらり、と新子に目を向けつつも。

[メイン] 新子憧 : 「……続けて、ください」

[メイン] 伊癖 透 : 「10年前の事件当日。ぼくは恵ちゃんと他2人の友達と一緒に神社で遊んでいました」

[メイン] 伊癖 透 : 「遊んでいるとどこからか不思議な音が聞こえて、それに釣られるようにしてぼくたちは神社の奥の方へと歩みを進めていった」

[メイン] 伊癖 透 : 「そこに、先ほど話した化物がいたんです」
「そいつに友達が飲み込まれてしまって、助けようとしたけど子どもの力じゃどうしようもなくて」

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : にわかに信じられる話ではない、今すぐにでも『その手の手帳』を所持しているかどうか尋ねたいくらいだ。

[メイン] 新子憧 : 「………ロック」
ぼそりと。

[メイン] 新子憧 : 「……本当のこと……みたい……」

[メイン] ロック : しかし……警察も手をこまねいでいるこの事件、もし、そういった謎の生物……いや、災害なら。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………ふむう…」

[メイン] 伊癖 透 : 「その後気絶をして、目が覚めると病院の天井を見ていました」
「そして町が行方不明事件で大騒ぎになっている事を知ったんです」

[メイン] 新子憧 : 少なくとも、嘘を吐いている仕草は……無い。

[メイン] ロック : 「……」
黙って話を聞く。

[メイン] カンナ・カムイ : カンナ・カムイは竜だ。

[メイン] カンナ・カムイ : すなわち、化け物と同義。

[メイン] 新子憧 : 「………不思議な音……そして、神社の奥……ね」

[メイン] カンナ・カムイ : それならば、嘘はついていないと思い、伊癖の方を見つめる。
ただただ純粋に。

[メイン] 伊癖 透 : 「ぼくも今でも行方不明になった恵ちゃんたちを探しているんです」

[メイン] ロック : 状況は同じ、か。

[メイン] ロック : 「……良ければ、一緒に探しませんか?」

[メイン] ロック : 「この事件を究明するには一人でも多くの人の助けが必要なんです」

[メイン] 新子憧 : ………事件当事者の手は、借りたい。
その目線が、今回のこの誘拐事件では、欠かせない……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…うん、3人でも4人でも多い方がいい」
それに、何かあってもどうにかできる。

[メイン] 伊癖 透 : 「わかりました。ぼくも協力を申し出ようと思っていたところです」

[メイン] 伊癖 透 : 「もしかしたら、恵ちゃんたちが見つかるかもしれない。だから、よろしくお願いします」

[メイン] 新子憧 : 「……ええ、こちらこそよろしくお願いします、伊癖さん」

[メイン] カンナ・カムイ : 「こちらこそ、よろしく」

[メイン] カンナ・カムイ : ぺこりと、もう一度頭を下げ。

[メイン] 伊癖 透 : 同じように頭を下げる

[メイン] カンナ・カムイ : 「それじゃあ、出発だ~~~」

[メイン] ロック : 「では、通常の調査は警察が行う以上」

[メイン] ロック : 「我々は『通常ではない調査』を行いましょう」

[メイン] ロック : 「化物の正体を暴く」

[メイン] カンナ・カムイ : と、声を上げて。
……でも、どこ行こう?

[メイン] 新子憧 : 「……え、ええ、そう、ね……」

[メイン] ロック : 「何かの突然変異体か、それとも何かの災害か、それ以外か」

[メイン] カンナ・カムイ : 「…正体を暴く」

[メイン] 新子憧 : そうよ……化物に"見えただけ"という線も、あるじゃない……。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………」
じーっと、新子の様子を見て。

[メイン] カンナ・カムイ : 「新子、手握って」

[メイン] 新子憧 : 「……えっ!?あ、手?え、ええ、別に良いわよ」

[メイン] 新子憧 : カンナの手を握る。手汗を少しかいていた。

[メイン] カンナ・カムイ : その手を、掴みながら。

[メイン] カンナ・カムイ : 「私も不安だから」

[メイン] カンナ・カムイ : そう言って、ロックに目を移す。
「正体のある場所って、どこだろう」

[メイン] 新子憧 : 「………」
……そうよ、カンナちゃんだって不安なのよ。なのに年上の私が、こんな情けない姿晒して……。

[メイン] 新子憧 : 「………よし!」

[メイン] 新子憧 : 軽く自分の頬を叩き。

[メイン] 新子憧 : 「それなら簡単よ、カンナちゃん」

[メイン] 新子憧 : そうして、親指を立て、ある場所がある方向へ指し。

[メイン] カンナ・カムイ : 「うん?」
首を傾げ、新子の方に。

[メイン] 新子憧 : 「神社よ、神社」

[メイン] 新子憧 : カンナにウインク。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…神社……あ~~」

[メイン] カンナ・カムイ : さっきの話にあったところ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「新子、てんさい」

[メイン] カンナ・カムイ : 「それじゃあ、そのままれっつご~?」

[メイン] ロック : 「いや……」

[メイン] ロック : 息を飲んでから。

[メイン] カンナ・カムイ : む、とロックの方を見る。

[メイン] ロック : 「少し、調べたいことがある、車にのってくれ」

[メイン] ロック : 「準備もある」

[メイン] 新子憧 : 「ん………お~け~」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……車…!」
あんまり乗らないから、少し嬉しがっているが。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……わかった!」

[メイン] ロック : 「伊癖さんもどうぞ」

[メイン] 新子憧 : 少し考え。ロックの考えを汲み取る。

[メイン] 伊癖 透 : 「わかりました」
ロックに促されて車に乗る

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : まずは図書館に戻って文献を片っ端からあさって「目玉と肉の集合体のような妖怪」の弱点や退散法がないかしらべる

[メイン] ロック : 振っていいか?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] ロック : CCB<=80 洞察 (1D100<=80) > 8 > スペシャル

[メイン] ロック : っしゃあ!

[メイン] GM : 文献を見つけますね
内容は「妖怪に触れる事なかれ、皆押しつぶされて死んでしまう」

[メイン] ロック : ですよね

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : ホームセンターにいきます

[メイン] ロック : 火炎瓶の材料買います、人数分

[メイン] ロック : 買いました

[メイン] ロック : あとカーバッテリーといくつかの材料を買います

[メイン] GM : わかりました

[メイン] ロック : インターネットに書くと怒られる方法で濃硫酸を合成します

[メイン] ロック : 振っていいです?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] ロック : CCB<=80 悪党 (1D100<=80) > 24 > 成功

[メイン] ロック : はい。

[メイン] ロック : 最低限の準備はした

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「……では、行きましょうか。みんな、そのボトルには俺以外触らないでね」

[メイン] 新子憧 : 「……わ、わぁ……」

[メイン] 伊癖 透 : 「…?はい」

[メイン] 新子憧 : ロックの用意した"準備"に、冷や汗が垂れつつ。

[メイン] カンナ・カムイ : じーーーーー。

[メイン] カンナ・カムイ : 「わかった」

[メイン] ロック : 「じゃあ、いこうか!」

[メイン] カンナ・カムイ : …気になるけど、ここまで言うならやめとく。多分。

[メイン] 新子憧 : あーーー。うん、まぁ……。

[メイン] 新子憧 : 必要なものよ、多分。

[メイン] カンナ・カムイ : 「出発~」

[メイン] GM : 伊癖の案内で迷うことなく神社まで行くことが出来ました

[メイン] GM : 【神社】
鬱蒼と生い茂った森の中に佇む名前のない神社。
石段が続いておりその麓には一台の白い車が停まっている事がわかる。

[メイン] 新子憧 : 「………」

[メイン] 新子憧 : バタン、と車の扉を閉じ、何とも言えない威圧感を放つ神社に対峙。

[メイン] カンナ・カムイ : しゅた、と車から降り。

[メイン] 新子憧 : 「ん、それじゃあ、行きましょうかし……あら?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……ん?」
と、新子の目先を見ると、車がある。

[メイン] 伊癖 透 : 「この先ですね。…おや?先客でしょうか?」

[メイン] 新子憧 : 私達が乗ってきた車と違うものを目にし。

[メイン] 新子憧 : 「……そう、なのかしら……?」

[メイン] 新子憧 : じっと、目を細め。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…でも、こんな所来るなんて珍しい」

[メイン] 新子憧 : 目星とかできるかしら?

[メイン] GM : どうぞ!

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 デジタル派雀風(探索技能/麻雀技能) (1D100<=95) > 89 > 成功

[メイン] GM : その車をよく調べてみるならば何かとぶつかったのか、ボディにへこみなどを見付ける事ができる。
憧は車の近くに飾りの付いたヘアゴムが落ちている事がわかる。

[メイン] 新子憧 : 「………事故でも、あったのかしら……」

[メイン] カンナ・カムイ : とてとて、と新子の後を追う。

[メイン] 新子憧 : 車のボディの凹みに手を当てながら。

[メイン] カンナ・カムイ : ヘアゴムに見覚えは?

[メイン] GM : カンナは友達だから見覚えがあるだろう。
これは兎津木香のものである。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……………」

[メイン] カンナ・カムイ : ヘアゴムを拾う。

[メイン] カンナ・カムイ : ……冷や汗が、ぽつり。

[メイン] 新子憧 : 「………」
カンナの拾ったヘアゴムと、カンナの表情を見て、察する。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……これ、兎津木の…!!」

[メイン] 新子憧 : ………ああ、やっぱり。

[メイン] 新子憧 : 「……すると、ここに香ちゃんがいる、というわけなのね……」

[メイン] カンナ・カムイ : 新子の言葉に強く、こくこくと頷き。

[メイン] 新子憧 : ……カンナちゃんと同級生だとすれば……香ちゃんは、運転などできない。

[メイン] 新子憧 : ならば、この車は、一体……。

[メイン] 伊癖 透 : 「もしかしたら神隠しではなく誘拐事件だったのかもしれませんね。どちらにしても早く見つけないと」

[メイン] 新子憧 : 「……ええ、そうですね」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……なんでここにあるか、わかんないけど」
ぐるぐる、頭を押さえ。

[メイン] 新子憧 : 「少し階段は長いみたいですけど……行きましょうか」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……そ、そうだね!それなら…早く、見つけないと!」

[メイン] 新子憧 : 階段の、遠く向こう側にある神社を見つめて。

[メイン] カンナ・カムイ : ヘアゴムを硬く握りしめ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………っ」

[メイン] カンナ・カムイ : たったった、と階段を駆け上がる。

[メイン] 新子憧 : 「……って、あ!カンナちゃん!待ちなさい!?」

[メイン] 新子憧 : その後を追い、階段を駆け上る。

[メイン] ロック : 「……よいしょっと、これで準備は……」

[メイン] ロック : 「……!?」

[メイン] ロック : 「あ、あれ、伊癖さん二人は!?」

[メイン] 伊癖 透 : 「すみません。ヘアゴムを見つけたらカンナちゃんが血相を変えて飛び出してしまって」

[メイン] ロック : 「なんてこった……!」

[メイン] ロック : ガチャガチャと準備をして

[メイン] 伊癖 透 : 「新子さんはそれを追いかけて…」

[メイン] ロック : 「わかりました、急ぎましょう!」

[メイン] ロック : 二人でおいかける。

[メイン] 新子憧 : 「あっ……ロック!こっち!急いで!」
階段の上から声を。

[メイン] 伊癖 透 : 「はい!」

[メイン] ロック : 「新子さん! わかった!」

[メイン] ロック : みんなで、カンナの後を追う。

[メイン] カンナ・カムイ : 「はあ、はあ……!待ってて、兎津木…!」
声だけが、後に取り残される。

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 デジタル派雀風(探索技能/麻雀技能)【聞き耳】 (1D100<=95) > 36 > 成功

[メイン] ロック : よしよし俺はきかないぞ

[メイン] GM : 憧は男性の声と少女の悲鳴が聞こえるのがわかる。

[メイン] 新子憧 : 「………!!!」

[メイン] ロック : 「!? どうした!」

[メイン] 新子憧 : 「神社の方で……男の人と、女の子の悲鳴が……!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……っ、え…!」

[メイン] 伊癖 透 : 「!?」

[メイン] ロック : 「くっ……間に合うか?!」

[メイン] カンナ・カムイ : …まさか……兎津木…!?

[メイン] カンナ・カムイ : ……ううん!

[メイン] 新子憧 : 2人ってことは……ああ、もう、今はそれどころじゃない……!

[メイン] 新子憧 : 向こうで何かが起こっているのだとしたら……!手遅れになる前に……!

[メイン] カンナ・カムイ : 考えるよりも、先に…足を速めて階段を上がる。
息が苦しくても、足が痛くても。

[メイン] GM : 石段を駆け上がり、その方向に向かえば、一人の少女(兎津木香)がナイフを持った男に押さえ込まれているのがわかる。少女には暴行されたのか顔に青黒い痣がある事がわかる。

[メイン] 新子憧 : 「ッ……!?」

[メイン] ロック : 「!! て、てめぇえ!」

[メイン] 新子憧 : 凶器……!?

[メイン] カンナ・カムイ : 「……あ、兎津木っ…!!」

[メイン] 新子憧 : 「そ、その手を!離しなさいよ!!」

[メイン] 兎津木 香 : 「…!カンナちゃん!?」

[メイン] 獲崎 鉄 : 「ああ?なんだテメェら」

[メイン] カンナ・カムイ : 駆け寄ろうとする、が。

[メイン] カンナ・カムイ : 「…その子を離してっ…!」

[メイン] カンナ・カムイ : きっと、獲崎を睨みつける様に。

[メイン] 兎津木 香 : 「カンナちゃん!ダメ!逃げて!」

[メイン] 獲崎 鉄 : 「おれはお前みたいなガキが嫌いなんだよ!」
兎津木から手を離しカンナの方へ向かう

[メイン] カンナ・カムイ : 「……ッ…!」
立ち向かう彼に向かい。

[メイン] カンナ・カムイ : ……許せない…!兎津木をこんな風にするなんて…!!

[メイン] カンナ・カムイ : CCB<=90 かみなり(戦闘技能) (1D100<=90) > 1 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] カンナ・カムイ :

[メイン] 新子憧 : !?

[メイン] カンナ・カムイ : ばちりばちり。

[メイン] 獲崎 鉄 : 「ああ!?」
ナイフをカンナに向けるが触れる寸前に電流が流れる

[メイン] カンナ・カムイ : まるで楽器のように、音が鳴る。

[メイン] 獲崎 鉄 : 「おわァアアア~~~っ!!!」

[メイン] カンナ・カムイ : それを引き起こすのは、白髪の少女。

[メイン] カンナ・カムイ : 掌から目にも見える、電流をナイフを伝って流し込む。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……うるさい!」

[メイン] 獲崎 鉄 : そのまま気絶し倒れ込む

[メイン] カンナ・カムイ : そんな事を気にせずに、走り出す。

[メイン] カンナ・カムイ : 兎津木の元に。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……怪我、してる…!」

[メイン] ロック : 「よ、よかった……無事か!?」

[メイン] ロック : 男の方は縛り上げておく。

[メイン] 兎津木 香 : 「うええ…カンナちゃん…」
泣き崩れて言葉が出ない

[メイン] カンナ・カムイ : ロックにVポーズを返しておく。

[メイン] 新子憧 : い、今の電撃は……?
……ううん、それよりも、無事を……。

[メイン] 新子憧 : 「……あ……」
カンナのVサインを見て、安堵。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……大丈夫、悪い奴はやっつけた」

[メイン] 新子憧 : 「………良かったぁ……」
膝に手を着き、ふぅ、と呼吸。

[メイン] カンナ・カムイ : 兎津木と手を繋ぎ。
「もう大丈夫、今は……帰ろう」

[メイン] ロック : 「……事件はとりあえず解決か、警察に連絡をしよう」

[メイン] 新子憧 : 「そうね……ええ、無事に終わって良かったわ……あとは、帰るだけね」

[メイン] カンナ・カムイ : 「…うん」
と、二人に返し。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……立てる?」
兎津木に、肩を貸しながら。

[メイン] 兎津木 香 : 「う、うん」
立ち上がろうとする

[メイン] GM : その時、大きな音を立てながら神社の扉が開かれた。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………!?」
びくり、と背を震わせ。

[メイン] 新子憧 : 「…………ッ!?」
その音に体が跳ね上がり。

[メイン] ロック : 「!!」

[メイン] 新子憧 : は、はぁ……!?何よ……!?全部、終わったんじゃないの……!?

[メイン] GM : そしてその暗闇から出てきたのは無数の目玉が蠢く巨大な玉虫色の肉塊だった。その肉塊は何かを探すかのようにその無数の目玉をぎょろりと動かすと、兎津木香を持ち上げて、ずるりずるりと神社の中へと引きずり込んでいく。

[メイン] 兎津木 香 : 「きゃ、きゃあああああ!!!」

[メイン] GM : 兎津木香の悲鳴が探索者の元に届いた。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……は、兎津木ッ……!?」

[メイン] カンナ・カムイ : 震わせたその一瞬。

[メイン] 新子憧 : 「────あっ……!」

[メイン] カンナ・カムイ : 兎津木と、肩が離れ。
…思わず手を伸ばすも、届かない。

[メイン] 新子憧 : 化物の存在に、意識が一瞬失いかけた時に、香ちゃんの悲鳴でようやく現実に戻り。

[メイン] GM : 真っ先に伊癖が動く。

[メイン] 伊癖 透 : 「あれだ!ぼくが見たのは!あそこに惠ちゃんがいる!!!」

[メイン] 伊癖 透 : そのまま触手を追いかけ神社の奥へと入っていく。

[メイン] 新子憧 : 「なっ……い、伊癖さん……!?」

[メイン] 新子憧 : 「ど、どうしよう……どうしよう……どうしようどうしよう……!!」

[メイン] カンナ・カムイ : …かすかに見えたのは、ぬめりとした黒びた何か。

[メイン] 新子憧 : ガタガタと膝が震える。

[メイン] 新子憧 : 何あれ……!?CG?って馬鹿!ここは現実だっつーの!!
じゃあ何よ!!ホログラム!?それとも着ぐるみ!?

[メイン] カンナ・カムイ : 異形の存在、でも、私よりも一層、”異質”。

[メイン] 新子憧 : カンナとロックの方へ、焦点の合わない目線を向けつつ。

[メイン] カンナ・カムイ : だからって、でも……!

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] ロック : 歯を食いしばって。

[メイン] ロック : 「放ってはおけない……!」

[メイン] 新子憧 : 「……え」

[メイン] 新子憧 : 「い、いや……え……?ロ、ロック……?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「あ、う……やああ!」
その視線を気にせずに、足を動かす。

[メイン] 新子憧 : 「!?」

[メイン] 新子憧 : 「カ、カンナちゃんまでっ……!?」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……私もっ…やだ!」

[メイン] 新子憧 : はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。

[メイン] カンナ・カムイ : 新子の方へと、一度顔を向け。

[メイン] カンナ・カムイ : その顔は、唇を嚙み締めていた。

[メイン] 新子憧 : あんなの……あんなの、だって、どうしようも────────。

[メイン] 新子憧 : と、思考しかけた瞬間に向けられた、カンナの表情。

[メイン] 新子憧 : 「…………ぁ」

[メイン] カンナ・カムイ : ……怖い、怖いけどっ!!
でも、やだ、いやだ!

[メイン] 新子憧 : 「────────」

[メイン] 新子憧 : ………そうよ、私よりも小さい子が……。
怖いの承知で……それでも、それでも助けるために、向かおうとしていて……。

[メイン] 新子憧 : ああああああもう……!!私ってば……情けない……!!

[メイン] ロック : 走り出す!

[メイン] 新子憧 : 「………わかったわよ……!行くわよ!」

[メイン] 新子憧 : そうして、扉の中へ駆け出し────。

[メイン] GM : 中は薄暗く、奥へと空間が続いている。

[メイン] GM : 探索者が歩みを進めていくと、そこにいたのは蠢く玉虫色をした空間覆い尽くす程に巨大な怪物だった。

[メイン] GM : その怪物は無数の目玉と口を有しており「てけり…てけりり…」と鈴の鳴る様な鳴き声を上げている。

[メイン] 新子憧 : 「ぅっぷ………!?」

[メイン] 新子憧 : 口元を手で抑える。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ぅ……っ、うえ…っ…」

[メイン] カンナ・カムイ : 「………。」

[メイン] カンナ・カムイ : それでも、周りを見渡す。

[メイン] カンナ・カムイ : 目星!

[メイン] GM : 目星してもなにも

[メイン] GM : 異臭を放つその怪物の前には黒い肉を必死にかき分ける伊癖透と、その怪物の肉に取り込まれるようにして気を失った兎津木香の姿があった。

[メイン] GM : 神隠しの正体、そしてその恐ろしいまでに異様で大きな姿の怪物を見た探索者はSANc(1d6/1d20)

[メイン] 新子憧 : 1d100<=75 SANc (1D100<=75) > 88 > 失敗

[メイン] 新子憧 : いやああああああああああああああああ

[メイン] 新子憧 : 1d20 (1D20) > 9

[メイン] カンナ・カムイ : 1d100<=60 SANc (1D100<=60) > 40 > 成功

[メイン] system : [ 新子憧 ] SAN : 75 → 66

[メイン] 新子憧 : ccb<=50 アイデア (1D100<=50) > 77 > 失敗

[メイン] 新子憧 : ヨシ!😺👉

[メイン] カンナ・カムイ : ふう…(汗をぬぐう)

[メイン] カンナ・カムイ : 1d6 (1D6) > 3

[メイン] system : [ カンナ・カムイ ] SAN : 60 → 57

[メイン] ロック : 1d100<=65 なむさん!! (1D100<=65) > 96 > 失敗

[メイン] ロック : あぐうう!!

[メイン] ロック : 1d20 (1D20) > 6

[メイン] 新子憧 : ロックーーーーーーーーーーー!!!!

[メイン] カンナ・カムイ : ああっ!!!!

[メイン] ロック : しぃいい!

[メイン] 新子憧 : まだ舞える!!!

[メイン] ロック : 1d100<=40 (1D100<=40) > 25 > 成功

[メイン] 新子憧 :

[メイン] カンナ・カムイ : ああ~~~~~

[メイン] ロック : なんでぇええ!

[メイン] system : [ ロック ] SAN : 65 → 59

[メイン] GM : 1d10 (1D10) > 6

[メイン] GM : 殺人癖、あるいは自殺癖

[メイン] ロック : やべええええ

[メイン] 新子憧 : !?

[メイン] ロック : さ、殺人癖でいいすか!!

[メイン] GM : いいですよ

[メイン] 新子憧 : んんんん!!精神分析!!!

[メイン] カンナ・カムイ : いけーーー

[メイン] 新子憧 : この戦闘ラウンドの手番消費で!

[メイン] GM : 振って下さい

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 精神分析 (1D100<=95) > 22 > 成功

[メイン] カンナ・カムイ : よくやった!

[メイン] ロック : ありがてぇ!

[メイン] 新子憧 : 「っ………!?」
パッとロックの方を向き。

[メイン] 新子憧 : その歪んだ表情を見て。

[メイン] 新子憧 : 「────し、しっかりしなさいよ!!!」

[メイン] 新子憧 : 怒号。

[メイン] ロック : 「あ、ああぁ!! あ、あ……」

[メイン] ロック : ハッと我に返り。

[メイン] ロック : 「……ありがとう、新子さん……!」

[メイン] 新子憧 : 徐々に冷静に戻っていくのを確認し。安堵の表情を浮かべる。

[メイン] カンナ・カムイ : 目線は、化け物の奥にいる兎津木へと。

[メイン] 新子憧 : 「……ふぅ、そ、それでいいのよ、全く……大人なんだから、しゃきっとしなさい!」

[メイン] 新子憧 : そうして、改めて視線を、化物の方へ……。

[メイン] GM : 怪物の肉を引っ掻くようにして引き千切りながら、半狂乱になる伊癖透の声とは別に「…透…くん……?」と言う弱々しい女性の声が聞こえた。

[メイン] GM : そしてそれは探索者たちにもはっきりとわかる事だろう。その化物の中心から肉をかき分けて顔を覗かせたのは成人女性だった。

[メイン] GM : 肉が動き、女性の直ぐ側では力ない兎津木香がゆっくりと飲み込まれていくのがわかる。そしてその女性の顔を見た伊癖は震える声で彼女の名を呼んだ。

[メイン] 伊癖 透 : 「惠、ちゃん…?」

[メイン] GM : 伊癖のその問いに明知惠の幼い面影を残した女性は悲しそうに微笑んだ。

[メイン] 伊癖 透 : 「惠ちゃん、ぼくもそっちに行きたい。もう君がいない世界は嫌だ。」

[メイン] ???? : 「ダメだよ、透くん…、せっかく神隠しにあわないで帰れたのに」

[メイン] 伊癖 透 : 「いやだ、お願いだ、惠ちゃん。僕も連れて行って」

[メイン] GM : 明知惠にすがるようにしてその身を肉塊へ沈めていく伊癖透。
探索者はこの光景に対して<目星>又は<アイディア>を試みる事ができる。

[メイン] カンナ・カムイ : 目星するぞぉ〜

[メイン] カンナ・カムイ : CCB<=90 龍色の覇気 (探索技能/龍になる)  (1D100<=90) > 93 > 失敗

[メイン] カンナ・カムイ : おわァアアア~~っ!!!

[メイン] 新子憧 : 目星!

[メイン] 新子憧 : ccb<=95 デジタル派雀風(探索技能/麻雀技能) (1D100<=95) > 9 > スペシャル

[メイン] カンナ・カムイ : よくやった!

[メイン] ロック : よくやった!

[メイン] ロック : 俺は振らない、ファンブルしたくない

[メイン] 新子憧 : かしこい

[メイン] カンナ・カムイ : IQ280

[メイン] GM : 伊癖透が明知惠を求めて肉塊に身を埋めると、その分だけ兎津木香が肉塊から押し出されていくのがわかる。
憧は一人の人間がこの肉塊に完全に飲み込まれたとき、兎津木香は助けられるのではないか?と考えつくだろう。

[メイン] 新子憧 : 「────────────え」

[メイン] 新子憧 : 自分の頭の中で閃いた。

[メイン] 新子憧 : 最悪の案。

[メイン] 新子憧 : 「………え……」

[メイン] 新子憧 : 自分でも、よく分からなかった。

[メイン] 新子憧 : こんなことを思いついてしまう自分が。

[メイン] 新子憧 : やだ、こんなの、私が、選びたくない。

[メイン] 新子憧 : 「ロ、ロック……」

[メイン] 新子憧 : 弱弱しい声で。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] 新子憧 : ……ああだめだ、提案したら、それは、私が思いついたことになって、やっぱり、2人のどちらかを……ああ、ああぁぁぁ。

[メイン] ロック : ccb<=80 洞察 (1D100<=80) > 19 > 成功

[メイン] 新子憧 :

[メイン] ロック : まずは、見ろ、観察しろ、考えろ。

[メイン] カンナ・カムイ : 「………?」

[メイン] GM : 伊癖透は10年前、彼女に恋をしていた。その恋心は神隠しにより伝える事もできず、そしてその彼女の母親に刺された事により心の奥深くにその気持ちを封印していた。その気持ちが今再び明知惠に会うことによって抑えきれない程の執着に変わってしまった。のではないかと推測できる。
故に彼は「彼女と、惠ちゃんと一緒になりたい、ずっと一緒にいたい」と一点張りするだろう。

[メイン] GM : 明知惠は伊癖透を「ダメ、帰って、まだ間に合うから」と突き放そうとしている事が見受けられる。
しかし、探索者は現状から彼女に対してこのように推測する事ができる。明知惠もまた、10年前、彼に恋をしていた。その恋心は神隠しにあった事により伝える事も、彼の想いも聞く事ができなかった。彼女は何故か自分だけ肉塊と完全に一体化する事ができず10年間を肉塊として孤独に過ごしていた。彼女の、彼を突き放す言葉の裏にある本当気持ちは「伊癖透とずっと一緒に居たい」と言う気持ちが強くある事に気付く事だろう。

[メイン] ロック : 「伊癖さん!」

[メイン] ロック : 「香ちゃんをこっちに!!」

[メイン] ロック : 「はやく!」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : 「アンタの願いは叶える!!!」

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック : そう、叫んだ。

[メイン] 伊癖 透 : 「…!ロックさん…」
少し驚いた顔を見せたが、すぐに穏やかな顔になり、そのまま自分の肉塊に沈める

[メイン] 新子憧 : 「───────あ………」
その叫び声に気づいた時には、もう。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……え…?」
ロックの叫びに、違和感を覚えたが。

[メイン] カンナ・カムイ : 兎津木が徐々に、浮かび上がることに気づく。

[メイン] GM : 探索者は伊癖透のその行動を止める事はなかった。伊癖透は明知惠の名を愛しそうに何度も呼びながらゆっくりゆっくりとその肉塊へと飲み込まれていく。

[メイン] GM : 彼女もまた彼の覚悟、そしてずっと伝える事のできなかった「惠ちゃん、好きだよ」と言う言葉を聞いて、あどけなさの残る瞳から大粒の涙をこぼした。彼女もまたその自身とも呼べるその肉塊で伊癖透を抱きしめるようにして包み込んで行く。

[メイン] 新子憧 : 「ぁ………あぁぁ……」

[メイン] 新子憧 : その異様な光景を前、憧はその場でへたり込む。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……っ、ぁ……」
その光景に、吞まれそうになるが。

[メイン] カンナ・カムイ : 蠢く肉塊の中に、兎津木の姿が見えて。

[メイン] 新子憧 : 助かっ、た……。私が……私が、『選択』……しなくて……済ん、で……。
……あぁぁ……私って、なんて最低な………。

[メイン] ロック : 「カンナちゃん!」

[メイン] ロック : 「新子さんも、彼女を連れてはやく!!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「ああ……  う、うん!」

[メイン] 新子憧 : 「……!!!」

[メイン] 新子憧 : ロックの言葉に、ハッとし。

[メイン] 新子憧 : 「え、ええ!!わ、わかってるわよ!!」

[メイン] カンナ・カムイ : その彼女に駆け出していく。

[メイン] 新子憧 : カンナと共に、香ちゃんのもとへ走り、引っ張りだす。

[メイン] GM : あなたたちの耳には「ずっといっしょ…」「ずっといっしょ…」「「ずっと、いっしょ」」と二人の声が重なっていくのが聞こえる。

[メイン] GM : そして伊癖透が完全に明知惠に飲み込まれたそのとき、肉塊からズルリと音を立てて兎津木香が吐き出された。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ううう、よぃ……しょ」

[メイン] カンナ・カムイ : ……頭の中まで響くような音を耳にしながら、引き抜く。

[メイン] 新子憧 : 「んっ……!しょっ!」

[メイン] カンナ・カムイ : なけなしの勇気を振り絞って。

[メイン] ロック : 「逃げるぞ!」

[メイン] ロック : 「はやく!」

[メイン] 新子憧 : 「!! え、ええ!!」

[メイン] カンナ・カムイ : 「う…うう、うん!!」

[メイン] ロック : 「殿は俺が務める、はやく!」

[メイン] カンナ・カムイ : 今度こそ、肩をしっかりと掴んで。

[メイン] 新子憧 : 「……カ、カンナちゃん!!行こう!!」

[メイン] カンナ・カムイ : こくり、強く頷いて。

[メイン] 新子憧 : カンナの後ろにつき、ロックが殿を務めるまで、途中まで背後を守り。

[メイン] カンナ・カムイ : 床を蹴る。

[メイン] 新子憧 : なけなしの、年上としての責任を取り。

[メイン] カンナ・カムイ : そして、そのまま二人で、闇の中を駆け抜けて。

[メイン] 新子憧 : 私が『選択』しなかったことの責を、こうして晴らそうとするように。

[メイン] 新子憧 : そうして、外の光の下へ────────。

[メイン] GM : その肉塊は、あなたたちを追いかけてくることはなかった。

[メイン] ロック : 「……」

[メイン] GM : 「「ありがとう、もうここに来る事はないから、安心して」」
その言葉を残し、ずるり、ずるり、てけり、てけりり…と鈴の鳴る様な音を奏でながら、暗闇へと消えていった。

[メイン] ロック : 最後に、ロックは。

[メイン] ロック : 「……わかった」

[メイン] ロック : 「伊癖さん、彼女と」

[メイン] ロック : 「……お幸せに」

[メイン] ロック : 扉を、固く閉じて。

[メイン] ロック : 最後に。

[メイン] ロック : 濃硫酸を、鍵にかける。

[メイン] ロック : 二度と、誰も開けられないように。

[メイン] ロック : そう――二度と。

[メイン] ロック :  

[メイン] ロック :  

[メイン] GM : 兎津木香を救出したあなたたちは、神社の階段を降りすぐに兎津木笑と警察に連絡を入れるだろう。

[メイン] GM : その後、兎津木香は病院へ搬送され、獲崎鉄は逮捕される。

[メイン] GM : 数日後、探索者たちは兎津木笑に彼女が入院している病室へと呼ばれ、二人から礼を言われる。

[メイン] 兎津木 笑 : 「このたびは本当にありがとうございました」

[メイン] 兎津木 笑 : 「娘も無事で、あなたたちのおかげです」

[メイン] 新子憧 : 「………いえ、私は、何もしてませんから」

[メイン] 新子憧 : 事実。

[メイン] 新子憧 : 憧は、お礼を言われるようなことは、何一つやっていない。

[メイン] 新子憧 : カンナちゃんの勇気と、ロックの機転が、香ちゃんを救った。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ううん……兎津木が無事でよかったなら、それでいい」

[メイン] カンナ・カムイ : 兎津木香が座るベッド、隣の椅子に腰かけながら。

[メイン] 新子憧 : ………思い起こす、伊癖さんの姿。もうおそらく、一生会うことができない。
大した交流なんてしてないけど、それでも、この地球上からいなくなってしまったことには、変わらなくて、助ける術はあったかもしれないけど、でも、本人の幸せが、あの形で終わるなら……それは、きっと良いことなんだ……と、自分に言い聞かせ。

[メイン] 兎津木 香 : 「カンナちゃん、みんなもありがとう!」

[メイン] 新子憧 : 「……ん」
香の笑顔を見て、微笑む。

[メイン] カンナ・カムイ : あそこであった化け物も、なにも。
全て私には必要ない。

[メイン] カンナ・カムイ : 「……新子」

[メイン] 新子憧 : ……うん、そうだ、きっとこれで良かったんだ。

[メイン] 新子憧 : 「……ん?どうしたのカンナちゃん?」

[メイン] 新子憧 : 平然を装う。

[メイン] カンナ・カムイ : つかつか、歩み寄って手を取って。

[メイン] カンナ・カムイ : カンナのほっぺを触らせる。

[メイン] 新子憧 : 「え?」

[メイン] 新子憧 : ……柔らかい。

[メイン] カンナ・カムイ : 「はんかかんがえてたから」

[メイン] カンナ・カムイ : 「かんがえなくていいかんじの」

[メイン] 新子憧 : 「………」

[メイン] カンナ・カムイ : 「ほっへ」

[メイン] 新子憧 : 『子供だから聞けることもあるかもしれないしね』
ロックの言葉が再び脳裏に。

[メイン] 新子憧 : 「……ふふ」

[メイン] 新子憧 : くすりと笑い。

[メイン] 新子憧 : 「カンナちゃんは、優しいね」

[メイン] カンナ・カムイ : なんか、気分良さそうじゃないから、こうした。

[メイン] 新子憧 : もう片方の手で、カンナの頭を撫でながら。

[メイン] カンナ・カムイ : 「新子の手があったかいから」

[メイン] カンナ・カムイ : 「……ん」
嬉しそうに、目を細める。

[メイン] 新子憧 : ………励まされちゃったな、私。

[メイン] 新子憧 : ────────よし……!

[メイン] 新子憧 : このままへこたれてちゃ、ね!

[メイン] 新子憧 : 「……ありがと」
誰にも聞こえないように、そう呟き。

[メイン] 新子憧 : 改めて、兎津木親子へ顔を向け。

[メイン] カンナ・カムイ : 「兎津木も、また一緒に遊ぼうね」

[メイン] 新子憧 : 「それじゃあ、私達はこれで」

[メイン] カンナ・カムイ : 少しだけ、にこりと笑顔で。

[メイン] 新子憧 : にこにこと笑いながら。

[メイン] カンナ・カムイ : 顔にあまり機敏のないカンナが、笑い。

[メイン] 兎津木 香 : 「うん!またね~!」

[メイン] GM : 兎津木香は探索者たちに元気にお礼を言い、ニコリと犬歯が一つ抜けた歯を見せて笑うのだった。

[メイン] 新子憧 : 「────────それじゃあカンナちゃん」

[メイン] 新子憧 : 「帰りに駄菓子屋に寄って行こっか!」

[メイン] 新子憧 : 親指を立て、出口の方へ指差し、ウインク。

[メイン] カンナ・カムイ : 「ん」

[メイン] カンナ・カムイ : 「いっぱい買う!」

[メイン] カンナ・カムイ : ウィンクを返す。
なんかかっこいいから、やってみたかった。

[メイン] カンナ・カムイ : それだけ。
でも、カンナカムイにとっては、大切なことだ。

[メイン] カンナ・カムイ :  

[メイン] カンナ・カムイ :  

[メイン] カンナ・カムイ :